ヴィニュロンとしての伝統

1970年から80年にかけて、所有畑を大規模に整備し、プロヴァンス地方の土着品種のブドウに大きく
植え替えました。スメール家が所有する畑の総面積は300ヘクタールあり、ブドウの平均樹齢は約30年です。


■栽培ブドウ品種■
白ワイン用
ロール クラレット
ユニ・ブラン  
ロゼワイン用
グルナッシュ サンソー
ティブラン  
赤ワイン用
シラー ムールヴェードル
グルナッシュ カベルネ・ソーヴィニヨン


AOCコート・ド・プロヴァンスにおいて、個人所有のシャトーとしては最大級であり、また、ブドウ栽培からワイン醸造・販売まで手がける家族経営のとしては唯一の生産社です。ブドウ栽培から愛情をかけて厳しくその品質を管理し、ブドウの栽培方法は伝統的な農法を厳しく守り、頻繁に耕し、化学除草剤は一切使用しません。化学肥料も使用せず、羊の堆肥などの自然なもののみを使用します。できる限り手を加えずにその土壌の持つ個性を尊重するのです。植え替えが必要となれば、広大な栽培面積を所有しているため、化学剤で土壌を痛めつけずに、その土壌が次にブドウを栽培できる時までじっくりと寝かせて準備をさせます。

ブドウの品質を見極め良好な実のみを選別し、長命で高品質のブドウを育てるべく、ブドウの樹を大切に扱うためにも収穫は全て手摘みで行います。

世界の著名なワインの生産者によっても、高品質のワインは少なくとも樹齢10年以上の樹から造られると言われています。シャトー・エリー・スメール社のブドウの樹の平均樹齢は30年であり、中には70年近くのものもあります。機械による収穫はブドウの樹の寿命を最高15年と短くします。これは、機械収穫はブドウの樹を文字通り叩き、実を振るい落とすため、樹を痛めつけるからです。落とされた実の中には葉や昆虫類など不要なものまでもが混ざってしまいます。シャトー・エリー・スメール社のように広大な畑のブドウ全てを断固として手摘みを守り通しているワイナリーは現在では数少なくなってきています。


テロワール

スメール家はサント・ヴィクトワール山麓地域と地中海寄りの渓谷地域の2箇所に3シャトー
及び2ドメーヌを所有しています。

■シャトー・クーサン・サント・ヴィクトワール(1904年から所有)トレーツ
■シャトー・ラフリック(1953年から所有)キュエルス
■シャトー・ド・モーパグ(1991年から所有)プイルービエ

サント・ヴィクトワール山麓地域

トレーツ(Trets): 赤い粘土質と石灰岩から形成された土壌。

古代よりサント・ヴィクトワール山の1,010メートルあまりの高さから流れ落ちた土が形成したこの土壌は、地質学的にもサント・ヴィクトワール土壌として認められています。2005年2月より、ランク上のアペラシオンとしてA.O.C.サントヴィクトワール・コート・ド・プロヴァンスが認定を受け、更に厳しい条件をクリアした畑のみが名乗れるようになりました。

プイルービエ(Puyloubier):粘土と砂岩質土壌で形成されているなだらかな斜面。トレーツ同様、新アペラシオンA.O.C.サントヴィクトワール・コート・ド・プロヴァンス認定地域です。

モール山塊を取り囲む内陸の渓谷地域

キュエルス(Cuers): “二畳紀の凹地”の粘土・砂質土壌。

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